GW

 

(下書きは昨日のうちに書きました)

明日から仕事だけど、今年のゴールデンウィークはなかなか充実した期間だったと思う。

遊びに行くとか、そういう娯楽的な充実ではなくて、自分のためにしっかりと時間を費やせた。

一日に感じる時がこんなにも短く、一瞬のうちに過ぎ去ってしまうことに過去の自分は驚くだろう。必死に毎日生きてる。

ゴールデンウィーク前に両親から投げつけられた言葉も、あの日の悲しみも、今後忘れることはないだろう。何と言われようと、あの日の私を誰にも否定されたくない。だから、今は誰にも言わない。悔しかった。涙が止まらなかった。私の生きがいであるものに対して理解を示したことなんて一度もなかった。

昔からそうだった。

 こんな大人にはなりたくないと思っていた人間がまさしく両親だった。ようやく気づかされた。

 だからもうあの日から私を育てた親はいないこととしている。少なくとも今は。

 


 散々な通話の後、言いたいこともすべて伝えられず、社長から飲みやすいから飲めと渡されたワインを飲んだ。驚くほど飲みやすくて、美味しかった。

 あんまりお酒好きじゃないけど、感想は伝えなきゃな、いつ飲もうなんて悩んでたのが、まさか半ばヤケ酒で飲むことになろうとは…普段はお酒は全く飲まないから、たまたまそこにワインがいてくれて、ちょっとした運命を感じた。(ワインに)

 泥酔している時、社長や、私を助けてくれた人たちの顔が思い浮かびむせび泣いた。

なんだって親に受ける優しさというものは知らず、いつでも私を助けてくれたのは血の繋がらぬ大人だった。いつか絶対に恩を返したい、立派な大きい背中。

 だから私はその人たちの恩に報いるために頑張る。やりたいことをやって、胸を張れるようになったら、精一杯の感謝を贈りたい。

 そうしていつかは、許せない両親も包み込めるような立派な人間になる。その為なら本も読むし、無数に積み上げられている心が震える作品の中に飛び込む。

 知らないことが山のようにある。そのうちの一つをつまみ出すと、わたしの頭上からたくさんの情報がバサバサと音を立てて振ってくる。そんな時間がすき。小学生の夏休みに入ったプールみたいに、全身がキリリと絞まる感覚に似ている。

 この1週間、一瞬でも無駄な時間を作ったつもりはない。だから、これからも心を燃やしていこう。大切な人たちの言葉を胸に。

 


フッ、決まったぜ…