4度目の羅小黒戦記

本日吹き替え版を見に行って来ました。

映画としては4回め。

いや〜やっぱり泣けた。話は分かっていてもより深読みできて人物の心情だとかの新たな発見がある。

セリフが極端に少ない分一言一言重みがあって、聞き逃しができない。

 


 初めて羅小黒戦記を知ったのはTwitterのRTで回って来たものだった。中国のアニメ会社が制作した映画で、アニメーションを見てこれは絶対面白い作品だ!と思い姉を誘い、この映画のために電車にI時間揺られた。

新しい作品や製品に対してあまりに意欲的に動かない私にとってこれはめったにない機会だった。それほどあの映像で突き動かされたものがあったのよ…

 観賞後まだマスクをしなくても良い環境だったので、私は啜る音で周囲に泣いてるとバレないよう鼻水と涙を放出しっぱなしで泣いた。それはもうバーバーに泣いた。

 何が一番安心したかって、誰も悪者がいないところ。これは完全に偏見で私がドチャクソ勘違いや偏見があった時の考えだが、中国の方が制作したもの聞いて、少々強烈なものをぶっ込んでくるかもしれないと若干身構えていたし、(本当にごめんなさい)感性が合わない所もあるかもしれないなと思っていた。(本当にごめんなさい)

 そんな思い込みは打ち砕かれた。それぞれを思いやる気持ち、この感情は国境をも超えて分かち合えるんだと感度した。

 やっぱりインパクトを受けたのはアニメーション。動く動く。人体の重みを意識したパンチや、無限師匠の長いお髪の靡き方、シャオヘイの軽やかで素早い身のこなしなど。序盤で動物が逃げてゆくシーンがあったけど、あの時点で魅了されたな〜

 


 わざわざ遠くまで足を運んだ甲斐があった。いや甲斐以上!もう一回見させて欲しい。この感情は一回見ただけじゃ整理できない…なんて思って友人を誘ったりし3回は見た。この映画を中国から日本に運んでくれてありがとう…

 


 そしてしばらく経って全国放映!?願ってもない!これで私がめちゃくちゃ宣伝しなくてもたくさんの人が見てくれる!ワーイ!しかも声優さんが重鎮ばかりではないか…

 そして今日ようやく全国放映後初の吹き替え版を見に行き、今に至る。

 


 4回目で発見できたこと、それは大人の在り方だった。

 無限師匠はシャオヘイに対して助言や躾をしたりすることは一切なかった。

 ただシャオヘイという一個人の意見を尊重し、選んだ道をそっと後ろから支えてあげていただけだった。才能あふれる子供を、ただ伸ばしてやりたいという大人の純粋な気持ち。優しさやん…

 無限はシャオヘイに対して自分の思い通りにさせようという気持ちが一切なかったのがグッときた。かっこいいよね、彼。漢だよ。

 私も師匠みたいに強く立派で逞しい人間でありたい。いや戦闘能力ではなく。そんな姿勢を子供が見て憧れるような。それが今思う理想の生き方かなあと。なかなか難しいとは思いますが。あそこまで卓越した存在になるのに彼は400年近く時間を費やしているので。

 でも、憧れや理想は諦めなければ少しずつ形作られていくものだと信じているから、この気持ちを何年も何十年先も持ち続けていたい。

眠くなってきたのでこんな感じでまとめてみた。フーシーの事についてもまた個人的に思ったことなどまとめたいと思う。あ〜ねっむ。